デンソー期間工のリピーターは稼げる！40代や50代に人気の理由

デンソー期間工に入社して1年過ぎた。小さい部品をセットして取り出すだけの毎日で退屈だが、仕事は期間工の中で1番楽なので楽しくやってる。

土日は彼女と遊んで、長期連休は北海道旅行にも行ってきた。

すすきので夜景が見れる店でジンギスカン食べたんだけど、30歳になる前に結婚したいという話もでてきてた。いやいや1億円貯金するって話どうなったん！って少し言い合いになってふてくされてんだけど、俺が悪いのか？

まぁ、俺がデンソーを満了する頃には、彼女は3000万、俺は2500万円くらいの貯金になってるはずだから、30歳くらいで結婚しちゃってもいいんじゃないかと思うが..。

職業「期間工」で両親に挨拶しないといけないし、子供なんてできちゃったら彼女は働けなくなるし、家も借りないといけないし…

二人で1億円貯金するって夢もそこで終わってしまう

まぁ、トヨタに行けば家族手当で子供1人あたり月25,000円貰えるし、国から児童手当もでるからなんとか養っていけそうだけど、期間工のまま結婚なんてしちゃっていいんだろうかと不安だ。

やっぱり将来を考えるとデンソーの正社員試験に何度も挑戦するしかないよな～

って思ったんだけど、デンソーに40代や50代の期間工たくさんいるし、結婚して子供いる期間工なんて珍しくないんだった。

あえて責任のある正社員にならずに、何も考えず期間工のまま自由にやってるほうが幸せなのでは…？

デンソー期間工とデンソー正社員を比較

デンソー期間工のままと、デンソー正社員になった場合、どっちが勝ち組なのか比較してみた。

正社員と聞くと聞こえは良いが、平社員と期間工の給料の差はほとんどない。むしろ正社員より多い場合もある。年齢不問・学歴不問・資格不問で正社員並みの給料貰える期間工もやべえけどな。

ただし、正社員の福利厚生は最強の恩恵がある。

デンソー正社員の福利厚生

デンソーは従業員に対して豊富な福利厚生制度を提供しており、従業員の働きやすさや生活の安定をサポートしている。デンソーが提供する主な福利厚生制度はこんな感じ。

1. デンソーグループ持株会制度

• 特徴: 毎月の給与や賞与からデンソーの株式を1口1,000円単位で購入することができ、手軽に株式を保有できる。自社株保有を通じて、会社の成長と個人の資産形成をリンクさせる仕組み。
• メリット: 少額から無理なく資産形成ができるため、投資初心者でも安心して始められる。また、自社株を保有することで会社への関心が高まり、従業員としてのモチベーション向上にもつながる。さらに、デンソーの業績が向上すればその分株価も上がり、資産の増加が期待できる。

2. デンソーグループ企業型年金（選択型DC）

• 特徴: 従業員の給与の一部を拠出し、将来の年金として積み立てる仕組み。拠出された掛け金は投資先を自由に選択でき、運用によって年金額が変動するため、リスクとリターンを考慮した資産運用が可能。
• メリット: 掛け金は税制上の優遇措置を受けられるため、税金を抑えながら効率的に老後資金を準備できる。従業員自身が投資先を選ぶことで、個人のリスク許容度に合わせた柔軟な運用が可能。老後の安定した生活資金を、計画的かつ効率的に積み立てられる。

3. 財形貯蓄制度

• 特徴: 給与の一部を金融機関に積み立てる制度で、目的に応じたプラン（一般・住宅・年金）を選択可能。一般財形は自由な用途、住宅財形は住宅取得のため、年金財形は老後資金として利用できる。
• メリット: 確実な貯蓄が可能で、ライフイベントに応じた資金計画が立てやすい。例えば、住宅の購入を目指すなら住宅財形、将来の年金を準備したいなら年金財形など、自分のニーズに合わせて活用できるため、計画的な貯蓄が可能。

4. デンソーグループ団体自動車保険

• 特徴: デンソー社員とその家族が加入できる自動車保険で、日本トップクラスの団体割引が適用される。退職後も継続可能で、事故対応に専用窓口が用意されている。
• メリット: 割引率が非常に高いため、通常の保険よりも安い保険料で加入可能。また、専用窓口があるため、万が一の事故の際にも迅速な対応が期待でき、安心して車の運転を楽しむことができる。

5. デンソーグループファミリー総合保障

• 特徴: 入院や怪我、休業補償などの保障を提供し、家族も加入できる団体保険。退職後も保険を継続することが可能で、デンソー専用の割引が適用される。
• メリット: 通常よりも割安な保険料で、従業員やその家族が加入できるため、生活面での安心を得られる。例えば、怪我で働けない時でも休業補償があり、収入が途絶えるリスクを軽減することができる。

6. デンソーグループ団体融資

• 特徴: 車両購入や教育、住宅リフォーム、結婚準備、介護、育児、葬儀など、さまざまな目的で利用できるパーソナルローン。従業員向けの特別な金利で提供されている。
• メリット: 低金利で利用できるため、急な出費や将来の計画的な支出にも対応しやすい。たとえば、家をリフォームする際にまとまったお金が必要な場合、この団体融資制度を利用することで、経済的負担を抑えつつ計画的に資金調達ができる。

7. 祝い金制度

• 特徴: 結婚や出産などのライフイベントに対して祝い金を支給する制度。人生の節目に金銭的なサポートが提供される。
• メリット: 結婚や出産といった重要なライフイベントで経済的な支援が得られるため、生活の負担が軽減される。特に、子育てが始まると何かとお金がかかるため、この祝い金制度は大きな助けになる。

8. 車両紹介制度

• 特徴: 家族や知人に車両を紹介し、その紹介が成約すると謝礼金をもらえる制度。
• メリット: 副収入のチャンスがあり、家族や友人のサポートをしながら収入も得られる。知り合いが車を購入する際に紹介するだけで、経済的な恩恵を得られるのは大きなメリット。

9. 保養所

• 特徴: デンソー健康保険組合とトヨタグループ健保組合の保養所を、低料金で利用できる制度。リフレッシュのための宿泊施設として利用可能。
• メリット: 安価で気軽に旅行やリフレッシュができるため、家族や友人との充実した時間を過ごせる。また、福利厚生を利用することで、社員としての一体感や満足度が高まる。

10. デンソー健康保険組合

• 特徴: 人間ドック費用補助やインフルエンザワクチン接種補助など、健康維持のためのサポートが充実している。
• メリット: 健康診断や予防接種の補助があることで、健康リスクを低減し、安心して働ける環境を提供。家庭用常備薬の補助もあり、家庭での健康管理も支援される。

11. インフルエンザワクチン接種

• 特徴: 社内で勤務時間中にインフルエンザワクチンを接種可能。費用の補助もあるため、気軽に受けられる。
• メリット: 社内で簡単に接種できるため、インフルエンザの予防がしやすい。職場全体の健康維持につながり、職場での感染拡大防止にも効果的。

12. メンタルヘルスケア

• 特徴: 社内相談窓口や健康保険組合の相談員といったメンタルヘルスケア体制が整っており、従業員が気軽に相談できる環境が提供されている。
• メリット: 心の健康を保つためのサポートがあることで、仕事のストレスを和らげ、従業員が働きやすい環境が整えられている。相談窓口が整っていることで、悩みを抱えずに働ける。

13. 配偶者出産時公休

• 特徴: 配偶者の出産前後に5日間の休暇を取得できる制度で、給与は100％支給される。
• メリット: 男性従業員も育児や家族サポートに積極的に関与できるため、家庭と仕事の両立がしやすくなる。配偶者と一緒に育児の準備をする時間が取れるため、家庭の絆も深まる。

14. 家族手当

• 特徴: 子供の人数に応じた手当が支給され、子育て家庭の経済的負担を軽減する制度。
• メリット: 子育てにかかる費用を一部サポートしてくれるため、家族の将来を安心して計画できる。扶養する子供の数が増えるにつれて、手当も増加するため、経済的負担の軽減が図れる。

期間工も一部福利厚生の恩恵はあるが、正社員ほどじゃない。確かにすげぇ福利厚生だけど、期間工だって証券会社で株買えるし、他のローンで車買えるし、保険だって年金だって個人で入れるだろ？

ぶっちゃけ期間工で金貯めればそこまで人生の差が開くか？って思うんだ。

デンソー期間工のリピーターが多い理由

デンソー期間工の面接を受けた際、参加者の半数以上がリピーターだった。他の自動車メーカーと異なり、デンソーの期間工は最初から6か月ごとの契約更新で、3年が満期となる。

仕事内容は部品メーカーらしく比較的楽な作業が多く、正社員になれなかった人や、あえて正社員を目指さなかった人が再びデンソーで働くケースが多い。公式発表によると、定着率は90％に達しており、これは寮のデメリットよりも「働きやすさ」や「稼ぎやすさ」を重視する人が多いことを示している。

寮の環境がどれだけ良くても、仕事が毎日きつければ続けられない。デンソー期間工はそのバランスが取れており、理にかなった選択だと思う。

さらに、デンソーは満了者を優遇しており、採用されやすいのはもちろん、給料も高くなってる。

初回とリピートを比較すると、100万円も差がでてくることになる。部署や残業次第では年収600万円を超える期間工もいるぞ。

ぶっちゃけ正社員より貰ってる期間工も多い

3組2交替の最大日給は13,800円+残業代なので、期間工で1番稼げるメーカーと言っても過言ではない。トヨタのリピーターでも11,750円だからな。仕事も楽なのにやべぇだろ。

デンソー期間工は40代や50代に人気

2回、3回の満了なんてザラにいるデンソーは、平均年齢も44.7歳と高めだ。

デンソー期間工は、40代や50代の世代から特に人気がある。2回、3回と契約満了を繰り返すリピーターも多く、途中で正社員になる人もいるが、40代・50代で活躍する期間工が数多く存在している。

デンソーでは1回の契約満了が3年と長期で、年齢が上がっても続けられる環境が整っている。また、40代・50代であっても未経験で採用されることもあり、これは部品メーカーであるデンソーの仕事が体力的に比較的楽なためだと言える。他の自動車メーカーに比べて体への負担が少なく、経験の有無にかかわらず、幅広い年齢層が働きやすい職場になっている。

一方で、トヨタやスバルといった車体メーカーにも40代や50代の期間工はいるものの、40代後半になるとその数は一気に減少する。特に車体組み立てのようなライン作業では、50代の年齢で続けるのは厳しく、腰や体を痛めるリスクが高いため採用されないケースが多い。

そのため、体への負担が少なく年齢に左右されにくいデンソーの期間工は、40代・50代から特に支持されている。あと、若い人より真面目に働くのが多いというのも理由の１つだな。