トヨタ期間工から正社員になれない理由！正社員になる必須条件とは

トヨタ期間工から正社員になれない？

期間工は自動車メーカーに簡単に入社できますし、正社員登用にも積極的です。寮は無料で入居できますし、電気代や水道代、ガス代も全て無料です。値段が高騰している電気代やガス代がタダなので、1年中クーラーで快適に過ごす事ができます。

それに加えて年収は400万～500万円で、寮と工場に安い食堂もありますからお金を貯めながら正社員を目指すことができるのも期間工のメリットですよね。

そんな中、トヨタ期間工からトヨタ正社員になれないと嘆いている人がいました。

トヨタ期間工から正社員になれない

トヨタ期間工から正社員になるということは、日本トップクラスの上場企業の正社員になるということです。

本来であれば有名大学や工業高校からトヨタ本社やトヨタ工場に新卒として入社するのが一般的です。ですが、トヨタ期間工なら学歴や職歴を考慮しないで期間工として働いてきた実績で正社員になることができます。

トヨタ自動車は5年間で1,184人もの期間工が正社員になった登用実績がありますので、トヨタ期間工から正社員になる為に入社する人も多いです。

では一体、トヨタ期間工から正社員になれないとはどういうことなのでしょうか？

今回はそんな「トヨタ期間工から正社員になれない」理由を徹底調査しましたので、これから正社員を目指す方は参考にしてみてください。

期間工から正社員になる為の条件

期間工から正社員になるには、当たり前ですが自動車メーカーに入社して期間工として働かなければなりません。

一般的な期間工であれば、働く企業によって条件は異なりますが、約半年～1年間の勤務実績が必要です。その後、正社員になる為の正社員登用試験に合格することで正社員になることができます。

しかし、誰でも正社員登用試験に挑戦できるかと言うとそうではありません。

期間工の中でも正社員になりやすいと言われるトヨタ期間工でも勤務態度はもちろん上司の推薦が必要になります。

トヨタ期間工から正社員になる場合

トヨタ期間工から正社員になるには1年勤務してシニア期間工になったあと年4回ある準社員試験に合格する必要があります。年に4回も期間工から正社員に登用できる試験を設けているメーカーはトヨタくらいでしょう。それくらい社員登用に積極的です。

また、トヨタの場合は期間工からすぐに正社員になれるわけではなく、期間工→準社員→正社員というルートを経由します。給料は高校卒業の新卒と同じ等級になりますので言うまでもなく期間工より給料は低いです。

ただし、トヨタの賞与が年2回支給されるようになりますし、等級があがって役職も付けば期間工の年収を遥かに超えていきます。退職金や持ち株制度、豊富な福利厚生が付きますし、トヨタローンで車や家も買えますので一般的な家庭よりはかなり裕福でしょう。

トヨタ期間工から正社員になって年収1000万円以上も決して夢ではありません。実際にいます。

トヨタ期間工から正社員になれない理由

トヨタ期間工から正社員になれない一番の理由は「年齢」と「推薦」です。

期間工は20代の方が圧倒的に正社員になりやすい傾向にあります。

トヨタ期間工から正社員になった人は2017年-2021年で1,184名いますが、そのほとんどが20代で30代・40代は全体の10～20%程度でしょう。

30代でもQC活動で業務の改善案をしっかり提出し、創意工夫で表彰されている人であれば正社員登用試験を受けさせてもらえますし合格する人もいますが、40代だと組長よりもさらに上の役職からの推薦がないと厳しいです。合格はおろか試験すら受ける事はできません。

推薦を貰うにはどうしたらいい？

組長の推薦だけなら職場で一生懸命働いていればおのずと組の中で必要な存在になってきます。

誰かが有給使っても抜けた穴を埋めれるように積極的に色んな工程を覚えれば新米期間工よりも使える存在です。しかし、それ以上の役職の推薦が必要な場合は「組長が直に上司にお願いする場合」と、「業務改善案や創意工夫を頑張って表彰される」しかありません。

上司に顔と名前を覚えてもらえば後は仕事をミスせず、ケガをしないように気を付けましょう。仕事のミスを工場長や次長に見つかって注意されるのも最悪なのですが、ケガした場合は見向きもできません。

入社したばかりならまだいいですが、半年勤務していて作業工程を勝手に飛ばしてケガしたり、防具をちゃんと着けていなかったりしていれば推薦は間違いなく「なし」でしょう。あと、遅刻・早退連発してみんなに迷惑掛けるのもやばいです。

あくまでもトヨタ自動車の場合でお話していましたが、スバル期間工の場合は30代でも正社員試験に挑戦して登用されている人がいますし、アイシン期間工やデンソー期間工など部品工場のメーカーも比較的正社員になりやすいです。

筆者も当時30代でスバル期間工やってましたが、半年後に正社員に推薦すると言われたことがあります。断りました。

最初から正社員になれない期間工もある

期間工として働けるすべてのメーカーが正社員登用できるとは限りません。正社員登用実績が０の企業もありますし、そもそも期間工を正社員にしない方針の企業もあります。

正社員登用試験があるかどうか見分ける方法は募集要項に「正社員登用あり」と書かれているかどうかです。正社員登用実績も記載されていればなおさら正社員登用に積極的なメーカーでしょう。

また、期間工と派遣の違いで正社員になれない場合もよくあります。

期間工と派遣の違いで正社員になれない理由

結論から言いますと、期間工はメーカーに直接雇用されているので、トヨタであればトヨタ自動車の期間従業員ということになります。ですので、期間工は同じ会社の中の登用なので正社員にすることはできますが、派遣は違う会社に雇用されている社員なので、正社員にしたくてもできません。

職種	雇用先	正社員登用後
期間工	トヨタ自動車	トヨタ自動車
派遣工	派遣会社	派遣会社

つまり、トヨタ自動車で正社員になりたいのであれば、トヨタ自動車の期間従業員として働いていなければいけないのです。これはトヨタ自動車だけではなく、他のメーカーの期間工にも言える事です。（一部例外あり）

年齢が20代の方で、正社員登用を狙っていきたいのであれば「期間工.jp」から入社祝い金を貰ってメーカー直接雇用の期間従業員として働きましょう。選考会参加費や交通費の支給、履歴書の添削、面接対策など合格する為の力になってくれます。

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派遣工のメリットは派遣会社の正社員になりやすい

派遣工のデメリットはメーカーの正社員になれないことですが、メリットについても解説します。

派遣工のメリットは「直接雇用よりも圧倒的に年収が高い」「派遣会社の正社員になりやすい」ことです。これは30代でも40代でも50代でもチャンスがあり、メーカーの正社員になるよりも簡単です。さらに、派遣会社の用意するアパートに入居する事が多いので、集団寮生活が嫌いな場合にもメリットがあります。

派遣会社と言っても日総工産は東証1部上場企業ですし、ボーナスや退職金もあるので安定して働けます。派遣会社の正社員になれれば、メーカー先で働けなくなっても違うメーカーですぐに働く事ができますし、年齢や勤務実績（保有資格など）で働きたい場所の融通が利きます。（事務職になれる可能性もある）

期間工の場合は直接雇用で正社員登用試験を狙えますが、最初から狙ってない人にとっては貯金ができると言っても2年11カ月で契約解除されてしまいますので将来性を考えるとデメリットです。

逆に派遣会社の正社員になっておけばそういう心配がないですし寮費無料・水道光熱費無料で貯金できるというメリットを活かしながら満足いくまで働けるので将来性を考えると30代、40代で派遣を選ぶのはありでしょう。

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